東大合格者数ランキング42年連続1位、開成
中学受験を視野に入れている方でなくても、
誰もが知っている、あの開成。
地方組のひぐま一家にとっては、
興味、関心があっても、なかなか見に行けないので、
今回の東京学びの旅で、開成を見に行ってきました!
開成について、事前にひぐタロ(小3、9歳)に説明したところ、
将来開成受験するかもしれないじゃん。見に行こう!
将来受験するなら、東京に泊まるんでしょ?
そしたら、そのあと、鉄道博物館に行けるじゃん!
と、恐れ知らずの大胆な発言(汗)。
ただ、考え方によっては、開成のすごさを知らない今だからこそ、
曇りのない素直な気持ちで、自分の行きたい学校を探せるのかなとも思いました。
さらには、
開成のぎん太さんにも会えるかもしれないし!
でも顔がわかんないな~(笑)
と、見学が楽しみな様子。
現役開成高校生のぎん太さんの本
「偏差値40から開成合格!自ら学ぶ子に育つ おうち遊び勉強法」
を読んでいる、ひぐタロは、ぎん太さんのファンなので、
開成の見学にとても乗り気でした☆
今回の記事では、東京学びの旅の第五弾として、
開成中学・高校の見学の内容をご紹介します。
皆さまの学びの旅のご参考になればうれしいです。
開成の現地見学を通じて、
- 開成の教育理念の一つ「開物成務」が、長い歴史の中で脈々と受け継がれていること、
- 開成の関係者が重厚な層を形成し、強力な信頼関係でつながっていること、
を知りました。
このような背景があるからこそ、
開成が素晴らしい人材を輩出し続けられるのだと感じました☆
現地を見学しなければ、何も知らないまま、ただ、
「東大合格者数ランキング42年連続1位、開成すごいなあ。」で終わるところでした(恥)。
現地を見学し学ぶことができて、本当に良かったです!
開成の現地見学
「ペンは剣よりも強し」の校章
JR山手線を降りて坂を上ると、
すぐに開成の校舎が見えてきました。
校舎には、あの有名な
「ペンは剣よりも強し」の校章が!
あれが「ペンは剣よりも強し」の校章だよ!
「どんな力にも屈することのない学問・言論の優位を信じる」っていう意味なんだって(開成HPより)。
なるほど。カッコいい校章だね!
新校舎の建築工事と寄付金
開成では、新校舎の建築工事中でした。
開成の公式HPによると、この新校舎の建築工事は、
開成の創立150周年記念事業として、
2019年4月から本敷地で工事開始し、
2024年7月で工事完了となる、とのことです。
驚くべきは、この事業の実施にあたって募集している寄付の状況。
2020年12月末現在で、既に目標額の12億円を超える、
12.4億円強の寄付が集まっているではありませんか(驚)!!
さまざまな学校で寄付を募って、
「寄付がなかなか集まらなくて・・・。」という話は聞いたことがありますが、
集まるところには寄付が集まるのですね☆
開成の教育理念の一つ「開物成務」
現地見学当日は、あの有名な運動会の予行日でした。
部外者のひぐま一家は、当然、敷地内に入ることはできないので、
向陵稲荷坂の上からグラウンドの様子をうかがってみました。
お兄さんたちが運動会の準備してる!
とっても楽しそう!俺もやってみたいな
ぼくもやる!
と、ひぐタロもひぐジロも興味津々な様子でした。
この運動会、学年別ではなく、
高校生から中学生を縦割りで組分けをするそうです。
この縦割り編成の運動会や上述の寄付金の状況を見ていると、
開成は、縦の関係がただ強いのでなく、
本当に後輩の面倒見が良いな、と思いました。
きっとこれは、開成の教育理念の一つである「開物成務」
(=人としての務めを成し社会や世界に貢献する次代の人材を育てるため、
人間性の開拓・啓発に尽力する(開成HPより))が、
開成の長い歴史の中で脈々と受け継がれていることの
証左なのだとわかりました。
そして、開成の現役生やOB等の関係者が重厚な層を形成し、
強力な信頼関係でつながっていることが、
開成の最大の魅力の一つなのだと思い知りました。
開成関係者の情熱と重厚な層の厚さを知り、
改めて「開成やっぱりすごいわ。」と
思わずつぶやいてしまいました(笑)。
まとめ
最後に、開成の見学を通じて学んだことを振り返ります。
- 興味、関心のある学校に足を運び、自分の目で見ることが、子どものモチベーションを高めます。
- 「開物成務」が、長い歴史の中で脈々と受け継がれ、開成の関係者が強力な信頼関係で結ばれていることがわかりました。
- このような基盤があるからこそ、開成が42年連続で東大合格者数1位であり続けるのだなと思いました。
- 外側から見るだけでも、気付きや学びがあるので、開成を見学に行ってみてはいかがでしょうか。
おすすめ記事
☆国立科学博物館特別展「恐竜博2023」の記事についてはこちらです。
☆東大五月祭と東大医学部での手術体験の記事についてはこちらです。